テレビ番組でも有名な「タケノコ王」こと風岡直宏(かざおか なおひろ)さんが引退を決意した事が発表されました。
テレビ番組では元気な姿を見ていたので驚いた方も多いのではないでしょうか?
今回はタケノコ王が引退を決意した理由について紹介していきます。
タケノコ王が引退を発表
2023年12月23日にタケノコ王こと風岡直宏さんが営む直売所「風岡たけのこ園」を閉店んする事が発表されました。
テレビ番組などで「タケノコ王」として親しまれる風岡直宏さん(50)が営む直売所「風岡たけのこ園」(富士宮市長貫)が、2025年春のシーズンを最後に閉店する。
引用:スポーツ報知
今回の報道では風岡さんは2025年の春に自身が経営する「風岡たけのこ園」を閉店すると発表をされています。
出演する番組では冬でもタックトップを着るほど元気な姿を見せていた風岡さんが急な引退を発表したという事なので驚いた方も多いでしょう。
タケノコ王が引退を決めた理由
風岡さんが引退を決めた理由として次の事が言われています。
①足の不調
②経営の悪化
足の不調が原因?
風岡さんの引退の原因の一つの理由として足の不調が挙げられます。
過酷労働が重くのしかかり古傷の右足の状態は悪化。4年前に手術を行い、近い将来に再手術が必要と医師に告げられた。
引用:スポーツ報知
風岡さんは学生時代に学生時代にトライアスロンの選手として活動していました。
当時は選手として13レースで優勝するほど活躍をされていたそうです。
社会人になってからもプロのトライアストンのチームに所属し多くの活躍を見せます。しかし、右足を負傷したことで23歳でトライアスロンを引退したことが明らかとなっています。
そんな右足の負傷が年間300日以上は山に入り1人で5000坪の土地を管理していたことにより悪化してしまいました。
5000坪というとサッカーコート2面分と少し足すくらいの広さになります。
あんな広い場所を1人でむしろ山の中となると、古傷の足にも負担がかかるのが分かりますよね。
さらにタケノコの管理仕事内容は竹の伐採から肥料やりなど土日もほぼ休みはないのが現状です。
2023年時点で50歳の風岡さんには過酷な労働となります。その為引退の理由の一つとして足の不調があるようです。
経営の悪化
次に挙げられるのが経営の悪化です。
テレビでは「タケノコで1億円を稼ぐ男」などと紹介され華やかなイメージですが、実際はそこまでないと言われています。
実際にはタケノコ農家の収入として山1つ分くらいで500万円ぐらいだそうです。
さらに、たけのこの収穫時期は3月初旬~5月中旬と言われています。
その上で風岡さんは下記のように語っています。
決断に至ったもう一つの理由は「将来、長男にタケノコ農家を継いでもらえるほどの収入が、現状で確保できていないこと」
引用:静岡新聞
風岡さんが栽培するタケノコはミシュランの星付き料理店で採用される一方、近年は客の高齢化による需要の低迷や交通事情の変化で売り上げが減少しているそうです。
さらに「周辺の旧芝川町エリアの他のタケノコ生産者に専業はおらず、高齢化も進んでいる。地域全体が将来的に厳しい環境」と語っています。
山の近くともなると、行きたい時にすぐに行ける場所でもないので一時期は有名になっても、食べ盛りの若いお客さんを迎入れるのが難しかったのかもしれません。
風岡たけのこ園はどうなる?
そんな中で風岡たけのこ園の今後がどうなるのか気になりますよね。
現時点での発表では「閉園」がもっとも有力な情報となっています。
しかし、風岡さんが引退を発表したことにより軽々を希望する人も出てくるかもしれません。
今後も風岡たけのこ園が続いてくれることを祈りたいですね!