2024年9月20日から1週間限定で上映を予定していた映画『シザーハンズ』(1990)リバイバルが中止になることが公式サイトで発表されました。
楽しみにしていた方も多いので、なぜ直前で中止になった理由を知りたいですよね。
この記事ではシザーハンズの上映が中止になった理由について解説をしていきます。
『シザーハンズ』リバイバルの上映が中止
2024年9月11日に映画『シザーハンズ』リバイバルの上映が中止になったことが発表されました。
劇場は公式サイトにて「9月20日(金)~26日(木)に、上映を予定しておりました『シザーハンズ』につきまして諸事情により上映中止とさせていただきます。 楽しみにしてくださっていた皆様に、心よりお詫び申し上げます」とお知らせを掲載した。
引用:シネマトゥデイ
上映の中止を知ったシザーハンズのファンはかなりショックを受けているようです。
シザーハンズ再上映中止になっちゃたのな〜〜🥺観たかった
— びすこ (@bbby26) September 13, 2024
「シザーハンズ」の上映中止はとても残念だ。
— 昔語りの映画ファンarajoki (@Arakoki2) September 13, 2024
とっても美しくて優しくて悲しいお話。
こんな老人でも、雪が降れば ああ彼が氷をその悲しい手で削っているのだなあと感慨深く思うのに。とても残念だ。
シザーハンズのリバイバル上映中止と聞いて涙
— シン・御徒町 (@d_z5u) September 13, 2024
では、ここまで人気な映画なのになぜ中止になったのでしょうか?
シザーハンズの上映はなぜ中止になった?
シザーハンズの上映が中止になった理由について、公式ではこのように明かされています。
上映中止の経緯について「兼ねてより、海外窓口と上映について交渉を進め、許諾を得ておりましたが、 先方担当者の認識に誤りがあり、国内での上映は難しいという判断に至りました」と説明。「重ねて、今回沢山の反響をいただいた皆様に作品をお届けすることができず大変申し訳ございません」と謝罪している。
引用:シネマトゥデイ
この内容を見ると、先方の担当者(海外の窓口)と、日本側の認識にズレがあって国内での上映ができないということだそうです。
今回の交渉を進めるにあたって、海外の窓口で対応を行なっていたため英語の解釈の間違いなどもあったのかもしれません。
しかし、映画関係者からは他にも複雑な背景がある話が出ています。
4つの理由とトラブルの詳細
シザーハンズの上映が中止になったのは4つの理由があると考えられます。
①権利関係のトラブル
②著作権管理の問題
③契約内容の解釈の相違
④金額面での問題
それではそれぞれの内容を見てみましょう!
①権利関係のトラブル
まず1つ目に挙げられる理由は権利関係のトラブルです。
シザーハンズは元々20世紀フォックスが配給していた映画でした。
しかし、2019年にウォルト・ディズニー・カンパニーが買収をしています。
そのため、Disney+などのストリーミングサービスとの権利調整や音楽著作権を含む複数の権利処理の必要性が出てきたため、中止になってしまったのではないかと言われています。
さらにSNSではこのような声も上がっています。
このようにディズニー側がNGを出したのではないかと言われているようです。
②著作権管理の問題
2つ目の理由として挙げられるのが著作権管理の問題です。
音楽の著作権に関しては日本と海外で大きく異なっています。
さらに90年代の作品と現代のデジタルの著作権では大きな違いもあり見直しが必要とも言われています。
このように、著作権の問題が生じたために今回の上映は中止になったのではないかと言われています。
③契約内容の解釈の相違
3つ目の理由として挙げられるのは契約内容の解釈の相違です。
今回の上映するにあたって、交渉を進めていたのは「海外の窓口」ということが明らかになっています。
契約内容や契約書を見るとなった時、日本語でも難しい内容が多い中で、外国語ともなると解釈の相違が出てしまう可能性が大いにあります。
さらに映画業界に詳しい人からはこのような声も上がっています。
このように海外との契約だと、日本では起きないようなこともあるようです。
そのため、今回の場合も契約内容の相違が起きてしまい上映が中止になったのではないかと言われています。
④金額面での問題
4つ目の理由として、金銭面での問題が挙げられます。
シザーハンズの上映は「渋谷ホワイトシネクイントで9月20日から1週間限定上映」となっていました。
そのため、1つの場所で1週間だけの上映だと採算が取れないと、先方が判断したのかもしれません。